2015.07.27 Monday
横須賀美術館に行ってきました!
JUGEMテーマ:日記・一般
横須賀美術館に行ってきました
!5月初めに横須賀市にある横須賀美術館に行き
「ほっこり美術館」展を見てきました。
横須賀美術館は観音崎の海を望むところにあり
天気が良い日にお茶しに来るだけでも
晴れやかな気分になる事請け合いです。
横須賀美術館は観音崎の海を望むところにあり
天気が良い日にお茶しに来るだけでも
晴れやかな気分になる事請け合いです。
館内や通路は広く、進路指示も分かり易く
トイレの数も行き届いており見て回り易かったです。
上の画像の螺旋階段の先には展望室があり
観音崎からの景色を一望できる様になっております。
また、館内には小さめですが資料室があり
展覧した後に調べ物もし易いかと思います。
上記画像は「ほっこり美術館」展の図録とパンフレットです。
パンフレットには長谷川潾二郎の描いた猫がいます。
「ほっこり美術館」展という位ですので
見て感じた時に「ほっこり」する物が多く展示されております。
パンフの猫も「ほっこり」します。
この「ほっこり美術館」展は、かわいらしいもの、幼いもの、小さいもの、
素朴なものといった対象による「ちいさいさいものたち」。
丸いかたち、柔らかな色調といった作家の造形に注目した「かたちから生まれるもの」。
鑑賞者に郷愁や切なさといった感情を呼び起こす
テーマや物語性をもつ「こころ動かすもの」。以上の3章で展示しておりました。
大まかな作品は古墳時代の埴輪から江戸時代の大津絵、浮世絵、日本画
近代の絵画や現代美術作品までありましたが、
竹内栖鳳が描いた熊が印象に残っております。
枝をつかんだ爪は長く鋭く、体毛豊かで迫力を感じさせますが
瞳はつぶらで表情はどこか愛嬌があり
リラックスした体制と相まって
見ていると自然と笑みがこぼれてきます。
意外にも日本画が「ほっこり」にマッチして
妙な納得感を得てしまいました。
もとは京都の上京区役所の為に衝立に描かれた作品だという事です。
こちらはより個人的な興味を持っていた作品。
知っている方は知っているかも知れせんが
深堀隆介さんという方の作品です。
一見、白磁の器の中に金魚を入れた。というものに
見えますが、この中に自然物は一切ございません!
驚く事にこの作品、水、水草、水中の浮遊物(虫の死骸とか)
金魚まで全てアクリルで描かれています。
15cmくらいの距離まで顔を近づけて
凝視してみましたが、やっぱりリアルでした。
周りからは多分不審に思われたと思いますが
私の後にも何人か顔を近づけて凝視しておりましたので
私だけでは無いのだ!と一安心。
見る角度を変えるとアクリルの片鱗が見えまして、制作の工程がイメージできます。
画像は用意できず申し訳ないのですが、
水の役割をしているアクリル面に金魚や水草などの一部を描いては次の層を描く
それを何度も行い積層にしていく事でこの作品が出来上がるのだと思われます。
金魚もそうですが、水中の浮遊物の役割が大きいのかも知れません。
虫の死骸や金魚のフンらしき物まで再現してます。あれでリアルさに拍車がかかっているのかも...
近々ですと8/6(木)に静岡県浜松市の遠鉄百貨店で
ライブペインティングを行うようです。お近くにお住まいの方は是非!